冬の幸!越前がにを楽しもう! 身がいっぱい食べられるカニの剥き方も大公開◎ セイコガニをお店みたいに盛り付けてみよう!
更新日:2025/12/17
冬の若狭おばまお魚センターを訪れると店先にずらりと並ぶのは、今が旬のカニ。 そんなカニを求めて、小浜に訪れてみてはいかがですか?
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福井の冬といえば「越前がに」の季節

冬になると、福井県の各市町の市場やスーパーにはカニが並びます。そんなずらりとカニが並ぶ姿を見ると冬が始まったなと感じる光景です。
福井のカニと言われて思い浮かぶのは、越前がにではないでしょうか?
越前がにを求めて、市場へ行くと越前がに・セイコガニ・コッペガニのように様々な名前のカニがあります。
越前がにはズワイガニのオスであり、セイコガニ・コッペガニはどちらもズワイガニのメスであるものの地域によって呼び方が変わります。小浜では不思議とどちらの名称も馴染みがあります。お店によって名前が違いますが、物はどちらもメスカニです。
越前がににはオス・メス問わず全てのカニに黄色いタグがつけられています。あなたのお近くのスーパーでブランドマークの入った黄色いタグ付きのカニを見かけたら、それは「越前がに」です。
小浜ではどこで買える?

小浜では、若狭おばまお魚センターやスーパーで買うことができます。特にお魚センターでは何軒もカニを売っているお店があるので、自分自身で吟味しながらお気に入りのカニを選ぶことができます◎

直接、店員さんとお話もできるので、どれがいいのかわからなかったら選んでもらうこともできます。
是非お話を楽しみながら選んでください。
これでカニの殻剥きも簡単!美味しくカニを食べてみよう!
小浜の食卓では、少し豪華に1人1匹のセイコガニが並ぶことがあり、自分で殻を剥いて食べる文化があります。そんな小浜より、初めてカニを剥く人、いつも食べるのに苦労する人向けにセイコガニの剥き方を解説します!
1.カニのふんどしを取る
まずはカニのお腹にある卵(外子)のいっぱいついたふんどしを引っ張って取りはずしてください!

2.足と胴体を離す(1)
左右両方の足を持って、お腹の真ん中を押すと3.足と胴体を切り離す(2)の写真のようにぽろんと足の部分だけ取ることができます。

3.足と胴体を切り離す(2)

4.甲羅についている口・膜を取る
甲羅についている口の部分を引っ張って取ってください。また、中にある味噌と赤い塊(内子)以外の膜も取ってください。

5.足についている味噌を甲羅の中へ移す
足の付け根についている味噌を取り出して、甲羅に移してください。

6.味噌を甲羅に移した状態

7.足の付け根についているえらを外す
足の付け根についているモサモサした部分(エラ)を引っ張って外して下さい。

8.足の付け根から足を切り離す
はさみを使って足の付け根から足を切り離して下さい。付け根から1cmくらい開けると切りやすいです。
また、付け根の部分にもいっぱい身が詰まっているので、取り出して甲羅の中に入れて下さい。

9.麺棒で押す
切り口の方に向かって麺棒で押すとニョキニョキとカニの身が出てきます。

10.出てきた身を取り出す
出てきた身は引っ張ると簡単に取り外すことができます。

11.あとは並べるだけ
ふんどしについた卵(外子)も食べることができるので、ふんどしから丁寧に取り外して、味噌や足の付け根から取り出した身の上に置き、足から取り出した身も同じように並べると。。。

12.盛り付けて完成
まるでお料理屋さんで出てくるような状態になります!

ぜひ、自分で剥いたセイコガニを、楽しんでお召し上がりください。