1300年間で初! 夫婦神がご同居 若狭彦神社 仮遷座祭
更新日:2024/10/11
1300年で初めて!夫婦が同じ神社にお祀りされる!?
令和6年10月中旬から令和7年9月末頃まで若狭彦神社本殿の屋根修復工事を実施することとなりました。
これに伴いまして、若狭彦神社の御霊を若狭姫神社に仮遷座することとなりました。
目次
若狭一宮「若狭彦神社」
1300年余りの歴史を有する「若狭一宮 若狭彦神社」。
上社と下社に分かれており、共に本殿・神門・随神門は福井県の文化財に指定されています。
祭神は、上社は彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと・山幸彦)、下社は豊玉姫命(とよたまひめのみこと・乙姫)。
別名「遠敷明神」(小浜市の遠敷(おにゅう)というところで祀られているます)と呼ばれており、京都や奈良とのつながりを持っている神様です。京と大陸を結ぶ鯖街道の沿線でお祀りされていますよ。
特に奈良東大寺の修二会(お松明、お水取り)で献じられる香水を贈る、お水送りの神様として有名です。
海上安全・安産・育児など多くのご神徳があり、パワースポットとしても人気の神社です。
遷座って何?
遷座(せんざ)。とても聞き慣れない言葉です。
遷座の意味は、ざっくり言うと「神様や仏様のお引越し」です。
もうすぐ始まる若狭彦神社本殿の屋根修復工事に合わせて、彦神社の御霊を姫神社に仮遷座することになりました。
1300年で初めて!夫婦が同じ神社にお祀りされる!?
「彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと・山幸彦)」と、「豊玉姫命(とよたまひめのみこと・乙姫)」は夫婦神です。
1300年間、少し離れた場所でお祀りされていたおふたり。
これから1年間、初めてのご同居をされることになったのです!
おふたりは、今どんなお気持ちでその日を待っているのでしょうね。
仮遷座祭の日から1年間は、若狭姫神社ではご夫婦が仲睦まじくお祀りされている若狭姫神社にお参りできますよ。とてもレアなのでぜひお参りください。
(人の初同居は色々ありますが。。。。神様はきっと仲睦まじく同居されるはず!)
若狭彦神社本殿「仮遷座祭」
1 日時 令和6年10月14日(月・祝)
2 場所 若狭彦神社から若狭姫神社
3 予定 16:00 若狭彦神社 出御祭
(参進、修祓、一拝、祝詞、玉串、撤饌)
17:00 渡御準備
17:20 渡御(若狭彦神社から若狭姫神社へ)
17:40 若狭姫神社到着
(入御、奉納、参進、修祓、献饌、祝詞、玉串、垂簾、一拝)
18:00 着御祭
4 工事 若狭彦神社本殿屋根修復工事は、令和6年10月中旬から令和7年9月末頃まで若狭彦神社本殿修理工事を予定しております。
5 駐車場 嶺南森林組合・旧遠敷小学校をご利用ください。
クラウドファンディングにご協力ください
この度、若狭彦神社本殿の屋根が老朽化に加え、令和4年の大雪や台風などにより、著しく破損してしまい、総額約9,600万円の修復工事を行うこととなりました。
幸いにも県・市から75%の文化財補助金をいただけることが決まりましたので、若狭彦神社の負担額は約2,400万円となります。さらには、地元有志からも寄付等のご支援をいただいておりますが、それだけではこの高額な費用は到底、賄いきれるものではありません。
そのため、全国の皆様からのご支援をお願いしたく、神社負担額の10%である240万円を目標金額として設定させていただきました。何卒、ご協力、ご支援を賜わりますようお願い申し上げます。