連続テレビ小説 「ちりとてちん」 ロケ地めぐり
更新日:2024/12/13
ちりとてちんでヒロインが過ごした小浜を、一緒にめぐりましょう。
小浜市は、連続テレビ小説「ちりとてちん」のヒロインの故郷としてロケが行われました。
若狭塗箸職人の祖父と聞いた落語がきっかけとなり、女流落語家を目指すお話です。
こちらのドラマは2007年に放送されましたが、いまだに絶大な人気を誇っています。
ちりとてちんファンのみなさま、思い出に浸りながらゆかりの地をめぐってみましょう。
目次
ちりとてちんのおさらい
若狭湾も面したまち、小浜から大阪へ。稀代の落語家と出会った喜代美は、やがて女流落語家を志す。
「ちりとてちん」とは
楽しげな響きの「ちりとてちん」とは、上方落語の演目で、三味線の音色がモチーフになった言葉と言われていています。
知ったかぶりでイヤミばかり言う隣人に、主人公が仕返しをしようと、腐った豆腐を「珍味のちりとてちん」と食べさせ、懲らしめるお噺です。
ヒロインの祖父は若狭塗箸職人
国内の塗箸の80%を小浜市で作っていて、小浜は「お箸のまち」なのです。
お箸のまちの伝統工芸「若狭塗箸」は、木地に漆や様々な色の塗料を塗り重ね、貝殻やたまごの殻などを置き、また漆を重ね、仕上げに研ぎ出します。
そうして浮き出た模様が、若狭湾の海底のような美しさから、宝石塗りとも呼ばれています。
思い出のロケ地はここ!
小浜駅・願掛けのポスト
小浜駅は、大阪へとヒロインが列車に乗り込むシーンが撮影されています。
小浜駅にある願掛けのポスト(人魚のポスト)。こちらは、小さな人魚の像がついています。
このポストから手紙を出すと、恋の願いが叶うとか...!?
ぜひ大切な人にお手紙を出してみてくださいね。
はまかぜ通り商店街
こちらのはまかぜ通り商店街は、ヒロインが危篤のおじいさんにラジカセを届けようと走ったアーケード街です。
商店街には、「ケンカすな!焼き鯖食べて仲直りせ!」でお馴染みの「魚屋食堂」として撮影に使われてたお魚屋さんがありました(今はもうありません)。
マーメイドテラス
こちらでは、ヒロインが幼い頃夜中に家を飛び出し、そんなヒロインを心配して探しにきた母と再会した場所です。
また、大阪から帰ったヒロインが、下宿先の隣人で草若の弟子の草々とここで再会します。
まるでマーメイドたちが大切な人との再会を導いてくれているようですね。
幸福の石階段
ヒロイン喜代美が、親友の順子と石階段に座って相談します。
こちらは、常高寺の石階段で、小浜線の線路が走っています。
時刻表を確認して、ちょうど電車が通る時間に訪れると、素敵な写真が取れますよ。
石階段の上から風情ある町並みと海を眺めることもできる、隠れた絶景ポイントでもあります。
三丁町
子ども時代の通学路は、こちらで撮影されました。
また、ヒロインは学園祭で「三味線ライブ」をするために一生懸命三味線の練習をします。
ここ三丁町では、芸妓さんがいる料亭が1軒だけ残っていて、こちらからは三味線の音色が聞こえることもあります。
とても風情がある通りです。
若狭工房
御食国若狭おばま食文化館の2階にある若狭工房には、ヒロインの祖父の仕事場が再現されています。
こちらでは作務衣を着て、素敵な写真を撮ることができます。
さらに、小浜市の特別住民票、和田家の住民票が飾ってあるので、ぜひ見に来てください。
若狭工房では、若狭塗箸の研ぎ出し体験もできるので、正太郎や正典に思いを馳せながら、世界に一つだけのお箸を作ってみてください。
西津の浜
ヒロインが小浜に引っ越してきて、同姓同名の同級生に出会う大事なシーンや、他にも様々なシーンが撮影された場所です。
このちりとての浜は、潮のながれなどで自然に広がった浜で、地元住民の散歩コースとして癒やしの場所になっている海岸です。
こちらまで足を伸ばしたら、くつろげる文化財「GOSHOEN(ごしょうえん)」で一息ついてくださいね。
コーヒースタンドが併設してあるので、文化財でゆっくりコーヒーを楽しめます。
幸せのモニュメント
小浜市役所の横に飾ってあるこちらのモニュメント、御影石に彫り込まれた出演者たちの似顔絵には笑顔が溢れ、今にも動き出しそうです。
ちりとてちんってやっぱり最高!
笑あり、涙ありのちりとてちんワールド。
ぜひロケ地を巡って、ちりとてちんのあれこれを思い出してくださいね。
ロケ地巡りにはレンタサイクルが便利ですので、駅前の観光案内所にお立ち寄りください。