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「花みる」「食べる」「歴史に触れる」 お気に入りを見つける宮川さんぽ

小浜市の北東に位置する宮川地区は、夏の「ひまわり畑」で知られる一方で、四季を通してさまざまな魅力に出会える地域です。 今回は、宮川地区の代名詞ともいえる花畑を中心に、筆者のお気に入りの風景を季節ごとに紹介します。

宮川地区と言えば「ひまわり畑」。で・す・が、他にも素敵な花が咲いていました!!


宮川地区と聞いて、まず思い浮かぶのは「ひまわり畑」という方も多いのではないでしょうか。テレビなどでも紹介され、夏になると多くの人が訪れ、カメラやスマートフォンで写真を撮影する“映える”花畑として知られています。

しかし、宮川地区の花畑は夏のひまわりだけではありません。春や秋にも、広大な畑一面に美しい花が咲き誇ることは、意外と知られていないように感じます。
私自身も以前は夏のひまわりしか知りませんでしたが、地域の方々から情報をいただき、季節を通して撮影することができました。

なお、周辺には駐車スペースが限られているため、路上駐車などはせず、マナーを守って鑑賞するようご注意ください。

□ 春 ~ストロベリーキャンドル~

ストロベリーキャンドルは、ベニバナツメクサ(紅花詰草)の別名で、赤い花穂(かすい)がイチゴやキャンドルの炎のように見えることから名付けられたマメ科の植物です。

今回は5月19日に撮影に訪れました。ピークはやや過ぎていたものの、ご覧のとおり、まだまだ美しいストロベリーキャンドルの姿を楽しむことができました。
感覚的には、見頃はゴールデンウィーク後半頃かもしれません。次回は、よりタイミングを見極めて撮影に挑みたいと思います。

花の赤みが少し落ち着いた印象でしたが、穏やかな春の風景として十分に魅力的でした。

□ 夏 ~ひまわり~

宮川地区の花畑は「ひまわり」が一番有名ではないでしょうか。
畑一面に黄色くて大きなひまわりの花が同じ方向を向いて咲き誇っている様子は大迫力です。

今年は、8月8日に伺いました。当日は地元のケーブルテレビも撮影に来ており、まさにが、満開な状態でした。夏空とひまわりの組み合わせは最高に写真映えしていました。

宮川地区の花畑の中で、最も名高いのが夏のひまわり畑です。
畑一面に広がる、鮮やかな黄色の大輪のひまわりが、太陽を追うように同じ方向を向いて咲き誇る光景は、思わず息をのむほどの迫力があります。

今年は8月8日に訪れましたが、当日は地元のケーブルテレビも取材に訪れており、まさに見頃の真っただ中。当日は今にも雨が降りそうな日に訪れましたが、ひまわりの黄色が映えて、シャッターを切る手が止まらなくなるほどの撮影日となりました。


□ 秋 ~コスモス と ひまわり のコラボレーション~

秋になると、やわらかな日差しの中で、ピンクをはじめ白や赤など色とりどりのコスモスが風に揺れ、澄んだ秋空によく映える可憐な風景が広がります。
そんな穏やかな秋景色のすぐ隣で、夏の花であるひまわりが今なお咲いているのを見て、足を止めてしまうこと間違いなし!
季節を越えて並び立つ花々は、思いがけない彩りを添えてくれます。

夏の盛りに咲くひまわりと比べると、花はやや小ぶりでしたが、やさしい色合いのコスモスとの対比が美しく、静かな余韻を残す印象的な景色となっていました。

これらの花畑は、宮川地区でメガファームを運営されている「株式会社 若狭の恵」さんによって管理されています。
また、砕いたひまわりを肥料として栽培した「ひまわり米」も若狭の恵さんで取り扱っているとのこと。興味のある方は、ぜひ問い合わせてみてはいかがでしょうか。

〒917-0223 福井県小浜市加茂


お菓子教室とケーキのお店「Calm(カーム)」

小浜市街地から車で進み、上野木交差点を左折後2分ほど進むと、左手にお菓子教室とケーキのお店「Calm(カーム)」があります。

今年でオープン6年目を迎えるCalmは、「小浜で唯一、お菓子の販売とお菓子教室の両方を行っているお店」だと話すのは、オーナーの清水さんです。

お店を開くきっかけとなったのは、留学中に通っていたお菓子教室。英語が好きでイギリスへ留学していた清水さんは、語学力向上の一環として趣味を通じた交流を求め、現地のお菓子教室に通い始めたそうです。一般家庭のキッチンを使い、マンツーマンで行われるアットホームな雰囲気のお菓子作りがとても新鮮で楽しく、印象に残ったことが原点になったといいます。

帰国後は国内でパティシエとして経験を積み、5年前にお菓子教室を始めた清水さん。Calmの教室は、イギリスで体験した温かな雰囲気の中で、お菓子作りの楽しさを多くの人に伝えたいという思いから、少人数制で開催しています。

また、お客様からの要望を受けてお菓子の販売もオープン時にスタート。現在は、月〜水曜日がお菓子教室、金・土曜日が販売日とした運営を行っています。

「少人数だからこそ、一人ひとりに丁寧に教えることができ、質問もしやすいんです。ぜひCalm(=穏やか)な雰囲気の中で、楽しくお菓子作りを体験してほしいですね」と、笑顔で話してくれました。

お菓子教室は、月~水曜日で予約制です。毎月のレッスン内容は、お店のInstagramでご確認ください。(取材時はサワークリームアップルパイ教室でした)
また、カフェ/販売は、金、土曜日で、イートインスペースの利用でドリンクも提供できます。

Calm(カーム)

〒917-0223 福井県小浜市加茂15-19-1
TEL 080-5857-2815
営業時間 11:00〜16:30
駐車場 あり
定休日 木、日曜日(不定休あり)
[営業日、教室開催内容はInstagramに掲載]
Instagram(calm_cake2020)


古いおうちのカフェレストラン「あいざわ商店」


「あいざわ商店」さんは加茂北古墳と加茂南古墳の間に位置するカフェレストラン。

料理のコンセプトは、東北料理をベースにした野菜多めのやさしい「おうちごはん」。仙台味噌を使い、味付けも宮城の家庭の味を大切にしており、どこか懐かしく、心がほっとする料理が並びます。季節ごとの地元野菜を取り入れ、素材の持ち味を生かした調理を心がけているため、体にやさしく、毎日でも食べたくなる味わいが魅力です。東北の食文化と小浜の食材が出会い、新しい家庭料理として提供されています。

「田舎料理なので、インスタ映えするような華やかさがないんですよ」って笑いながら話すオーナーの相澤さんは、宮城県名取市出身。2014年、地域おこし協力隊第1期生として小浜市に移住し、観光分野を中心に活動してきました。協力隊としての任期を終えた2017年以降も小浜に住み続け、このまちで暮らし、働くことを選択。2018年2月には、この地区にカフェレストランをオープンしました。

実は、相澤さんが小浜市へ移住されたのは偶然だったとのことで、東京で開催された地域おこし協力隊の募集イベントで、進路を決めかねていた相澤さんは、市の担当者から直接受けた熱心な声掛けや思いに強く心を動かされ、小浜市への移住を決意したそうです。今ではその出会いを「運命的な縁だった」と振り返ります。

古民家でいただく「おうちごはん」は畳のお部屋でいただきますが、テーブルでも食事ができるので、膝の弱い私も大丈夫でした。

営業は予約優先となっており、事前に相談すればアレルギーへの対応も臨機応変に行っています。また、予約制でテイクアウトのお弁当、オードブルも用意。前日までの予約が必要ですが、数が多い場合は3日前までの予約が望ましいとのことでした。

あいざわ商店

〒917-0223 福井県小浜市加茂78-5
TEL 0770-50-9031
営業時間 11:30〜16:00頃
定休日 火、木曜日(不定休あり)
駐車場 あり
Instagram(aizawashoten2017)


飛鳥時代のロマンに触れる「加茂北古墳」

のどかな田園風景の中に多数の古墳が散在する、古墳好きには魅力的な加茂エリア。古代から人々が暮らしていたことを今に伝えるこの地域には、大小さまざまな古墳が残されており、散策しながら歴史に触れることができます。
中でも、加茂神社の北西に位置する「加茂北古墳」と「加茂南古墳」は、福井県の史跡に指定されている貴重な存在として知られています。

今回訪れたのは、そのうちの一つである「加茂北古墳」。古墳近くには案内板が設置されており、初めて訪れる人でも迷うことなくたどり着けます。周囲は静かで落ち着いた雰囲気が漂い、草むらをかき分け古墳へ向かう道のりからすでに歴史散策の気分を高めてくれます。

短い階段を上ると、すぐ目の前に横穴式石室の入口が現れます。腰をかがめながら中へ入ると、外の明るさとは対照的なひんやりとした空気に包まれ、自然と背筋が伸びるような感覚に。長い年月を経てもなお形を保つ石室の中に立つと、ここが千年以上前の人々の眠る場所であったことを肌で感じることができます。

加茂北古墳は、6世紀後半から7世紀初頭に造られたと考えられており、時代区分としては古墳時代後期~飛鳥時代にあたります。日本人だったら誰でも知っている「聖徳太子」がいた時代と聞くと、教科書の中の歴史がぐっと身近に感じられるのではないでしょうか。
当時、この地を治めていた人々や、古墳の築造に関わった人々の姿を思い浮かべると、静かな空間に確かな歴史の息遣いを感じます。

観光地として派手さはありませんが、だからこそ味わえる落ち着いた時間があります。自然と歴史が穏やかに溶け合う加茂北古墳は、加茂区を訪れた際にぜひ立ち寄ってほしいスポットの一つです。

なお、あいざわ商店さんよりお店の駐車場に停めてもいいですよ、と了解を得ているので、この機会にぜひお立ち寄りください。

加茂北古墳

〒917-0223 福井県小浜市加茂
駐車場 あり


大杉が見守る、加茂神社


加茂北古墳を後にし、加茂区内をぶらりと散策していると、ひときわ存在感のある「加茂神社」に出会いました。正面に立つと、まず目に入るのが堂々とした銀杏の木。その姿は参拝者をやさしく迎え入れてくれるようです。
また、入口に鎮座する狛犬は珍しい親子連れ。一般的に「子取り狛犬(ことりこまいぬ)」と言って、子孫繁栄、子授け、安産のご利益があるそうです。寄り添うように並ぶ子どもの狛犬が、どこか愛らしい印象を与えてくれます。

境内へ足を踏み入れると、銀杏の木のそばにそびえ立つ一本の大杉が目に入ります。こちらは市の天然記念物に指定されている「大杉」。見上げるほどの高さと幹の太さから、長い年月を重ねてきたことが伝わり、その迫力に思わず足を止めてしまいます。


さらに奥へ進むと、「為生寺」と刻まれた石碑が現れ、その先のゆるやかな階段をのぼった先に観音堂(本堂)がひっそりとたたずんでいます。いつしか時間が止まったままのような静かな空間に包まれた境内は、心を落ち着かせてくれる場所です。

なお、こちらのご本尊である木造の「千手観音立像」は、国の重要文化財に指定されており、歴史的にも大変貴重な存在です。
※一般公開はされていません。


余談ですが、小浜市内の羽賀寺(羽賀)、妙楽寺(野代)、谷田寺(谷田部)、高成寺(青井)にも国指定の「木造千手観音立像」が所蔵されています。これらを巡る「千手観音立像巡り」を楽しんでみるのも、また違った角度から地域の歴史に触れることができる旅になりそうです。

加茂神社

〒917-0223 福井県小浜市加茂80−4

取材を終えて


ひまわり畑で知られる宮川地区ですが、実際に訪れてみると、そこには季節ごとに異なる表情と、静かに積み重ねられてきた暮らしの風景がありました。
春には可憐な花が畑を彩り、夏には力強いひまわりが咲き誇り、秋には季節を越えた花の共演が訪れる人の足を止めます。

花畑の彩りに心を奪われ、やさしい味わいの食事や甘いひとときに癒され、古墳や神社で歴史の気配に触れる.....
徒歩でもよし、サイクリングでもよし。派手さはなくとも、ゆっくり巡ることで深く心に残るのが、宮川エリアならではの魅力だと感じました。













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著者:ふぐち けんざぶろー(photo.blue291)

若狭・北近畿エリアをウロウロしている、犬猫好きなフォトグラファー。 ボランティアで日本語を外国人に教えています! キャリアカウンセラーもやってますよ!! 【好きなモノ・コト】 *犬 *猫 *車 *photo *パソコン *コーチング *異世界転生アニメ

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