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毎月第4土曜日は市場でマルシェ! 市場からすぐのSOTOMO Caféにも行ってきました

小浜市では、市民が楽しみにしているイベントが毎月開催されています。それは、毎月第4土曜日に小浜市総合卸売市場で開催される「市場でマルシェ」です。 新鮮な野菜や果物、おいしいものがお得に手に入るとあって、地元の人々で毎回大賑わいのイベント。今回は、そんな活気あふれるマルシェの様子と、マルシェ帰りに立ち寄りたい素敵なカフェをご紹介します。

毎月第4土曜日に開かれている「市場でマルシェ」

開催時間は9:30からということで、10分前に小浜市総合卸売市場に到着しました。

市場の看板が目印
近くには市場でマルシェの旗も

少し早めに到着したにもかかわらず、市場の前にはすでに長蛇の列が!

開始前からたくさんの方が並んでいました

お子さん連れの家族からご年配の方まで、たくさんの人が今か今かと開催を待ちわびています。お得においしいものが手に入るこのイベントが、いかに地域に浸透し、愛されているかが伝わってくる光景です。

9:30になると、場内にベルの音が鳴り響きました。スタートの合図です。

行列をなしていた人々が次々と目当ての品に向かって動き出し、活気ある市場の朝が始まります。

フードロスから新鮮な野菜までさまざまな商品が並ぶ

行列に並び、やっとのことで食品のコーナーへ。新鮮な野菜や果物がずらりと並んでいて、「これもこれも」と、つい手が伸びてしまいます。

フードロス商品が並んでいる場所もあり、普段の半額~半額以下のお値段で食品が購入できます。あまり傷んでいるようには見えなかったので、お得感がありました◎

フードロスコーナー
100円や50円などの野菜が並ぶ

また、お野菜以外の販売やキッチンカーなどもあり、幅広い年齢の方が楽しめるイベントだなと感じました。

揚げたてのタイカツが食べられる

市場でマルシェを始めたきっかけは「法改正」

私が訪れたこの日で、開催はなんと27回目!

約3年もの間、地域に根付いたイベントとして続けられています。

このマルシェが始まったきっかけは、平成元年の法改正だったそう。

法改正により市場の取扱量が減少し、活気が失われつつある状況を目の当たりにした市場の方々が、「このままではいけない。何とかして市場を盛り上げたい」と立ち上がったのが原点でした。

また、かつて「市場」といえば、専門の業者さんや関係者だけが出入りする場所というイメージが強く、一般の人はどこか入りにくい雰囲気がありました。

その印象を払拭し、「誰もが気軽に立ち寄れる、開かれた場所にしたい」という強い想いも、このマルシェを生み出す大きな原動力となったそうです。

最初はフードロスの販売からスタートした

「市場を盛り上げたい」という想いから生まれたマルシェですが、その第一歩は「フードロス」の販売からでした。

フードロス(食品ロス)とは、売れ残りや規格外などを理由に、まだ食べられるにもかかわらず捨てられてしまう食品のことです。

この問題に着目し、「まだ美味しく食べられる野菜や果物を、廃棄される前に安価で販売できないか」と考えたのが始まりでした。

フードロスを削減したいという作り手側の想いと、食材を少しでも安く手に入れたいという消費者側の想い。その両方を満たすこの取り組みはだんだんと評判を呼んでいきました。

そこから、フードロス商品だけでなく、より多くの新鮮な野菜や商品を並べたり、美味しい匂いを漂わせるキッチンカーを呼んだりして、少しずつ規模を拡大。

さまざまな困難もあったとのことですが、「市場を何とかしたい」という情熱を絶やさず、地道にイベントを継続してきたことで、その魅力は口コミで自然と広まっていったのだそうです。

多くの人々の努力と継続が、現在の賑わいを作り上げているのだな、と感動しました◎

平日も訳あり品を販売している

実は小浜市総合卸売市場では、平日の9:00~11:00限定で、規格外の野菜や果物といった「訳あり商品」を安価に販売するコーナーを一般開放しているのだとか。
(※水・日・祝日を除く)

物価高が続く今、家計に優しいのはもちろん、フードロス削減にも貢献できる素晴らしい取り組みとなっています。

「市場でマルシェ」の詳しい日程や、その日出店するキッチンカーの情報などは、公式Instagramで随時発信されています。


今後の開催予定日
8/23、9/27、10/25、11/22、12/20、1/24、2/28、3/28
※全て土曜日 ※12月のみ第3土曜に開催

毎月開催があるので、日程が合う方はぜひ市場に遊びに行ってみてください◎

市場でマルシェの詳細

◇住所:〒917-0081 福井県小浜市川崎2丁目5-1(小浜市総合卸売市場)
◇開催日:毎月第4土曜日 
◇駐車場:あり
◇SNS:Instagram

※最新情報はInstagramをご確認ください

市場でマルシェから歩いて行けるカフェ「SOTOMO Café」

市場での買い物を存分に楽しんだ後、少し休憩したくなったら、すぐ近くにある「SOTOMO Café(ソトモカフェ)」さんがおすすめです。

SOTOMO Caféさん

マルシェ会場の小浜市総合卸売市場から歩いてすぐ、若狭フィッシャーマンズ・ワーフの中にカフェはあります。

SOTOMO Caféさんは、名勝「蘇洞門(そとも)」をめぐる遊覧船の待ち時間などに、気軽にひと休みできるよう、美味しいドリンクやひんやりスイーツを提供してくれるカフェ。コーヒーやソフトドリンクはもちろん、暑い季節に嬉しいアイスやかき氷も楽しめます。

若狭フィッシャーマンズ・ワーフの館内にはテーブルやイスが設置されているので、購入した商品をその場でゆっくり味わうことができます。

もちろんテイクアウトも可能なので、お土産探しのついでや、蘇洞門めぐりから帰ってきた後に立ち寄るのにもぴったりです◎

メニューの中には、小浜市の老舗お酢屋さん「とば屋」のお酢蜜をかけたサンデーや、地元で長年愛される和洋菓子店「志保重」さんのくずまんじゅうを使ったソフトクリーム(期間限定)など、地元の名産を活かした魅力的な商品もありました。

期間限定メニュー

子連れにもおすすめ!夏らしいメニューを食べてきました

今回は子どもと一緒だったので、見た目も涼しげな3品を注文してみました。

・蜜うめゼリィフィズ
・氷フロート ブルー
・氷フロート(アイスなしVer.)ブルー

子どもが選んだのは、夏にぴったりの「氷フロート」。

氷フロートとかき氷(氷フロートのアイスなし)

透き通るブルーのかき氷の上に、真っ白なソフトクリームがちょこんと乗っていて、見た目も味も爽やかな一品です。かき氷だけでの注文もできるので、好みで選べるのが嬉しい心遣いですね◎

まずは「氷フロート ブルー」をいただきました。

ソフトクリームだけ、かき氷だけでもおいしいのですが、2つが混ざるとクリームソーダのような味わいに味変!1度で3度おいしい、よくばりなスイーツです。

私が選んだのは「蜜うめゼリィフィズ」です。

期間限定の蜜うめゼリィフィズ

爽やかな梅ソーダの中に、つるんとした梅味のゼリーがたくさん入っています。梅のほどよい酸味が、暑さで少し疲れた体に染みわたり、食欲がないときでもさっぱりといただけます。

炭酸のしゅわしゅわ感と、ゼリーのもぐもぐとした食感の組み合わせが楽しく、あっという間に飲み干してしまいました。

どちらも今の季節にしか味わえない限定メニューです。気になる方は、ぜひ一度SOTOMO Caféさんを訪れてみてください。

SOTOMO Caféの詳細

◇住所:〒917-0081 福井県小浜市川崎1-3-2(若狭フィッシャーマンズ・ワーフ内)
◇営業時間:9:00~17:00
◇定休日:12/31・1/1定休日 12月~2月不定休
◇駐車場:あり
◇公式サイト:https://www.wakasa-fishermans.com/cafe
◇SNS:Instagram(若狭フィッシャーマンズ・ワーフ)

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著者:藤原ひろこ

小浜市在住のフリーランスライター。 大好きなパソコンを使って、Webライターやオンライン事務などの在宅ワークしています。 小浜を含む若狭全域のカフェめぐりや、子連れでも行けるスポットの開拓が好きです◎ 【好きなモノ・コト】 *家族でお出かけ *カフェめぐり *野菜

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