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五感で味わう小浜! 藤田園茶舗・とば屋酢・旭座をめぐる旅

古き良き街並みが残る小浜市で、伝統を大切にしながらも新しい楽しみ方を教えてくれる3つのスポットを訪ねました。

お茶の概念がガラリと変わるひとときや、ついつい買いすぎてしまうお酢の老舗、舞台裏の落書きに歴史を感じた芝居小屋など。私が実際に体験して感じた、小浜の「深すぎる魅力」をたっぷりとご紹介します!

お茶淹れ体験ができる「藤田園茶舗」へ

まず訪れたのは「藤田園茶舗」さん。

以前訪れた際、店内でお茶を淹れる体験ができると知り、一度体験してみたいと思っていました。今回はそのお茶淹れ体験をさせていただくことに。

いろいろなお茶を淹れることができます。この日選んだのは「和紅茶」と「本玉露」です。別料金で和菓子もつけていただけるとのことで、そちらも一緒にお願いしました。

運ばれてきたのはそれぞれ違う種類の茶器。

淹れ方の説明の紙もつけてくださっていて、手順通りに淹れると美味しいお茶がたのしめるのだそう。

3回違う味が楽しめる「本玉露」

私が頼んだ「本玉露」は、3杯違う味が楽しめるお茶なのだとか。まず1杯目は本玉露の旨味を味わうために低温で淹れます。温度は50度程度がおすすめなのだそうです。

茶碗に淹れると、ふわりと甘いような茶葉の香りがしました。

いただいてみると、普段飲んでいるお茶との違いに驚きました。お茶というよりは「お出汁」に近い味で、旨味が口に広がります。

お店の方によると、「温度が低いとお茶の旨味が引き立ち、高いと苦味が立ち濃いめのスッキリとした味わいになるんですよ」とのことで、温度が違うだけで全く別の味わいが楽しめるのだなとビックリしました。

続いて2杯目。少し温度を上げて淹れていきます。1杯目とは違い、旨味よりもお茶の香りやすっきりとした味わいが楽しめました。個人的には抹茶を飲んでいるような、爽やかな味に感じられました。

最後の3杯目は高温のお湯で淹れていきます。1杯目とは全然違い、色が濃く、青々しい印象です。

飲んでみると、どこかホッとする「いつものお茶」という印象。心地よい苦みが口の中をスッキリとさせてくれる、毎日飲みたくなるような馴染み深い味わいです。

3杯目を楽しんでいると、「最後は茶葉も食べられるんですよ」とお店の方に教えていただき、お皿とお醤油を出してくださりました。

茶葉は、正直苦くて硬そうなイメージがあったのですが、一口食べてビックリ。ほうれん草のような柔らかい食感で、味もおひたしのような爽やかな味でした。よく噛んでいくとお茶の苦みや渋みも感じられ、なんとも不思議な体験をさせていただきました。

紅茶とお茶の両方の良さが楽しめる「和紅茶」

もう1つ気になっていた「和紅茶」もいただきました。

ルビーのような美しい赤色のお茶で、飲む前からワクワク。上品な香水のような香りがして、どちらかというと紅茶に近いかなと思いました。

飲んでみると、ほうじ茶のような香ばしい味が。香りは紅茶、味はお茶という、なんとも不思議な味わいです。見た目が美しいので、普段の自分用としてはもちろん、おもてなし用としても良さそうだなと感じました◎

店内にはお茶グッズがずらり

店内にはお茶や紅茶、お抹茶といったお茶関連の商品が並びます。

気に入った和紅茶を購入することに。茶葉を淹れる袋は、無料と有料の袋が選べるのだそう。有料のほうは和柄が入っていて、贈り物にぴったりだなと感じました。

有料の袋に入れてもらうとこんな感じ

また、店内には茶壷がいくつも並べられていて、とても見ごたえがありました。

あまり家でお茶を淹れることがないので、藤田園茶舗さんで久しぶりに貴重な体験をさせていただけました◎

お茶淹れ体験はいつでもできるそうですが、お店の方が留守にしている時間帯もあるそうなので、事前に電話をしておくのがおすすめです。

お茶がお好きな方や、ゆっくりとした穏やかな時間を過ごしたい方は、ぜひ藤田園茶舗さんに訪れてみてください。

藤田園茶舗の詳細

◇住所:〒917-0065 福井県小浜市小浜住吉77
◇営業時間:8:00~19:00
◇定休日:日曜日
◇TEL:0770-52-0304
◇SNS:Instagram

伝統のお酢に出会える「とば屋酢店 酒井店」

次に向かったのは「とば屋酢店 酒井店」さん。

小浜といえば、古くから御食国として朝廷に食材を献上してきた食のまち。その食文化を支えているひとつである「お酢」の老舗です。

ただ、「お酢」といっても種類はさまざま。私たちが普段スーパーで見かけないような商品がたくさんあったのでご紹介していきます。

お酢が濁ってる?初めて見る「にごり酢」

棚には、定番の米酢はもちろん、「カンタン酢(三杯酢)」、塩や醤油ベースの「ポン酢」、色鮮やかな「梅酢」や「しそ酢」、さらには「らっきょ酢」や「すし酢」まで。さすがお酢屋さん、という豊富なラインナップが出迎えてくれます。

中でも目を引いたのが「にごり酢」です。

通常、お酢はろ過されて透明なものが多いですが、あえて酢酸菌や酢の原材料成分を残した状態で製品化されているのだとか。健康志向の方に特に人気なのだそうです。

私が取材で訪れている際に来店したお客さんのほぼすべての方が、この「にごり酢」に興味を持っている様子でした。店内の商品は試飲も可能で、少し試してから購入できる点がステキだなと思いました◎

お酢を使った食品も販売されている

店内の片隅には、無添加の手作りお漬物コーナーもありました。保存料を使わず、素材本来の色と味を活かしたお漬物たちは、見ているだけで白いご飯が欲しくなります。

また、お漬物以外にも、ソフトクリームやクッキー、お弁当などもあり、「あれも試してみたい、これも家族に食べさせたい」と、気づけばカゴの中はいっぱいになりました。

健康を気遣う方への贈り物にはもちろん、自分自身の日々の食事にもおすすめな商品が揃っているとば屋酢さん。小浜を訪れたら、ぜひこの「お酢の聖地」に立ち寄ってみてください。

とば屋酢店 酒井店の詳細

◇住所:〒917-0063 小浜市小浜酒井95
◇営業時間:9:30~17:30
◇定休日:月曜日、不定休
◇TEL:0770-52-0211
◇HP:https://www.tobaya.com/f/shop-sakai
◇SNS:Instagram Facebook 

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明治の芝居小屋へタイムスリップできる「旭座」

旅の最後に訪れたのは、小浜市指定文化財にも選ばれている「旭座」です。

建物の存在感に圧倒されつつ、「どこから入ればいいのかな?」と思っていると、見学は隣接する「小浜市まちの駅」の案内所までとのこと。

さっそく案内所の方に声をかけると、なんと無料でガイドをしていただけることになりました。(じっくり自分のペースで見たい方は「案内なし」も選べるそうです◎)

姿を変えて時代を生き抜いてきた木造建築

一歩足を踏み入れると、そこにはレトロで温かみのある空間が広がっていました。

案内所の方のお話によると、旭座は明治時代に木造の芝居小屋として誕生したのだとか。

時代の流れに合わせ、ある時は「映画館」、ある時は「自動車整備工場」や「酒屋の倉庫」としてその姿を変えてきたという、なんとも波乱万丈な歴史があるそうです。

ホールに入ると、真っ先に目に飛び込んでくるのは舞台中央に描かれた立派な「松」の絵。

舞台に登らせていただき、近くで見させていただきました。凛とした雰囲気を纏った絵で、ホール全体を包み込んでいるようです。

また、舞台裏も案内していただけるとのことで、階段を上って舞台の上へ。

当時の貴重な木材がそのまま使用されている部分があり、そこには昔の方が書いたであろう落書きがありました。

何と書いてあるかはわかりませんでしたが、百数十年前の「日常」をすこし垣間見られた気がしました◎

小浜市の観光スポット兼イベント会場として活躍

旭座はただの観光スポットではありません。今でも芝居や講演会、落語などのイベントに貸し出されており、現役の「表現の場」として機能しています。

ほぼ毎週、何かしらのイベントが開催されているそうで、小浜の街を支える場所として活躍中です。

旭座周辺には、記事内で紹介した「藤田園茶舗」や「とば屋酢 酒井店」など、さまざまなお店があります。

小浜に来られた際は、ぜひ旭座で歴史を感じつつ、いろいろなお店に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

旭座の詳細

◇住所:〒917-0069 福井県小浜市小浜白鬚111-1
◇営業時間:一般公開時間 10:00~16:00/利用可能時間 9:00~22:00
◇定休日:毎週火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日)/年末年始(12月29日~1月3日)
◇TEL:0770-52-2000
◇HP:https://www.obama-machinoeki.net/ 
◇見学料:無料
◇駐車場:あり 徒歩5分の場所に無料大型駐車場あり(人魚の浜駐車場)

小浜市まちの駅・旭座 を詳しく見る ≻

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著者:藤原ひろこ

小浜市在住のフリーランスライター。 大好きなパソコンを使って、Webライターやオンライン事務などの在宅ワークしています。 小浜を含む若狭全域のカフェめぐりや、子連れでも行けるスポットの開拓が好きです◎ 【好きなモノ・コト】 *家族でお出かけ *カフェめぐり *野菜

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