八ヶ寺を、2日間かけてゆっくりお参りできるルートをご紹介いたします。
古代、若狭国(わかさのくに)に位置する小浜は、奈良や京都の都の食文化を支える「御食国(みけつくに)」として、また、海を渡って往来する人と物資の、大陸との玄関口としてそれぞれの重要な役割を持つ拠点として存在していました。
小浜にも多くの寺院が建立され、国宝や重要文化財を中心とした古刹や仏像が現存しています。大きな戦に遭うことなく、地域の人々によく守られた祈りの場は、長い歴史によって培われた時間を優しく伝えてくれます。
小浜市内に現存する神社仏閣の中でも、国宝や国・市指定の重要文化財などにしていされる古刹を中心に八つの寺院は「八ヶ寺」と呼ばれています。