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鯖寿司

肉厚で脂ののった鯖を、塩と酢で丁寧に締め、選び抜いた米と合わせて仕上げる若狭おばまに受け継がれてきた、伝統の寿司です。

しっとりとした鯖の旨みと、まろやかな酢飯の酸味が一体となり、口の中でやさしく広がる味わい。鯖街道を通じて都へと運ばれてきた歴史を今に伝える、食文化の結晶ともいえる一品です。

祝いの席などのハレの日のご馳走として、また旅のお供として、長く親しまれてきました。店ごとに異なる味わいや仕立てに、職人の技と想いが息づいています。

若狭おばまならではの奥深い味を、ぜひ食べ比べてお楽しみください。

肉厚な鯖と、職人の「締め」が生む究極の調和

小浜の鯖寿司(しめ鯖寿司)の魅力は、贅沢なまでの鯖の厚みと、熟練の技が光る絶妙な締め加減にあります。素材と技、その両方を味わう一品です。

口いっぱいに広がる、肉厚の旨み

ご飯が隠れてしまうほど大きく、脂の乗った鯖を半身丸ごと使用。ひと口頬張れば、しっとりとした身の食感と、産地ならではの濃厚な旨みが一気に広がります。

この満足感こそ、小浜の鯖寿司ならではの贅沢です。

「塩」と「酢」で引き出す、職人の技

鯖はまず塩で締め、続いて米酢にくぐらせます。生魚の瑞々しさをほどよく残しながら、鯖の旨みと脂の甘みを最大限に引き出すための工程です。塩と酢の配合や締め時間は店ごとの秘伝。

まろやかな酸味と鯖のコクが、美しい調和を生み出します。

旨みを支える、名脇役

鯖の乾燥を防ぎ、香りを添える白板昆布、間に忍ばせた大葉や甘酢生姜が、濃厚な鯖の味わいに爽やかな余韻を与えます。主役を引き立てる、計算された名脇役たちです。


極上の脂がのる「冬」が黄金期

鯖寿司は一年を通して楽しめますが、素材となる鯖の状態によって味わいは大きく変わります。

  • 秋〜冬(10月〜2月)|最盛期

    「寒鯖」と呼ばれるこの時期は、身の奥まで脂がのり、口の中でとろけるような食感に。しめ鯖にすることで、脂の甘みがいっそう際立ちます。

  • 夏|さっぱりとした味わい

    脂は控えめになる分、酢の爽やかさが引き立ち、暑い季節でも心地よく味わえます。

さらに美味しく楽しむひと工夫

できたてはもちろん、数時間から一晩置くことで鯖と酢飯がなじみ、味に一体感が生まれます。時間とともに深まる味わいも、鯖寿司の楽しみのひとつです。

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