しらとりかいかん
白鳥会館
この建物は、小浜藩の御典医を勤めた桑村謙庵が、明治21年(1888)の小浜大火の直後に防火構造を意図して建てたものと伝えられ、棟札により明治22年の上棟であることが知られています。木造二階建、切妻造桟瓦葺のこの土蔵は、桁行を約9.9メートル(約三十三尺)、梁間を5.9メートル(約二十尺)とした矩形平面です。薬品の製造販売店蔵として使用され、構造や内部・側背面の意匠などは伝統的な土蔵造です。しかし、通りに面した開口部まわり、壁面の一部、左側に続く塀などに煉瓦が使用されている点に、この土蔵の特異性があります。棟札には大工の庄三郎などのほかに煉瓦工として蔦谷庄八の名が見られ、すでに煉瓦工が一つの職種として成立していた点が、建築技術史的にも興味深いです。
基本情報
| 種別 | 建造物 |
|---|---|
| 指定区分 | 国登録 |
| 文化財名 | 白鳥会館 |
| 員数 | 1棟・1件 |
| 時代 | 明治22年(1889) |
| 指定日 | 1997年5月7日 |
| 地区 | 小浜 |
| 法量 | |
| 一般公開 | 非公開 |