もくぞう かんのんぼさつざぞう
木造観音菩薩坐像
本像は、桧材の一木造、漆箔、彫眼の坐像で、頭・体部はもとより両腕の肘までを一木から彫り出しています。頭・体部とも背中から内刳りを施して蓋板を当て、天冠台を彫り出し、地髪はまばら彫りとして髪を耳にかけ、耳朶を貫いて垂らし、腕臂の釧に至るまでを共木から彫成しています。像高101.9㎝、等身をこえる太造りの堂々たる坐像で、髻は大きく、胸も広く張り、両足も厚くどっしりと組んでいます。衣文の彫りも太くまばらですが、面相などにはおだやかな落ち着きがあり、平安時代後期の制作らしい典雅さがうかがえます。ただし、一木彫成の古風な構造と厚みのある堂々たる形姿をみれば、制作は平安時代後期でも比較的古く、10世紀前半のものと考えられます。 管理者:長慶院
基本情報
| 種別 | 彫刻 |
|---|---|
| 指定区分 | 国 |
| 文化財名 | 木造観音菩薩坐像 |
| 員数 | 1躯 |
| 時代 | 平安中期 |
| 指定日 | 1967年6月15日 |
| 地区 | 内外海 |
| 法量 | 像高101.9㎝ |
| 一般公開 | 非公開 |