もくぞう じゅういちめんかんのんぼさつりゅうぞう
木造十一面観音菩薩立像
木造十一面観音菩薩立像を安置する観音堂は、長福寺本堂の右辺やや離れたところに建つ小堂です。本像は古来より安産の仏として地方民の信仰が篤く、また厳重な秘仏であって、現在でも17年目、あるいは33年目の開帳に際しなければ拝観できません。像高110センチメートル、桧材でつくられています。伏目のやさしい両眼、小さな唇、おだやかな相好をみると、像は平安末の像容にならった鎌倉時代の制作とみてよいでしょう。本像は頭・体部を一木からつくり、内刳も施さず、そのころとしては異例の古風な構造を示しているのは、作者が地方の人であったためでしょう。裳の衣文なども、こまかいひだを省いて簡略に刻まれています。両手の肘から先は後補で、当初の像容は判然としません。
基本情報
| 種別 | 彫刻 |
|---|---|
| 指定区分 | 県 |
| 文化財名 | 木造十一面観音菩薩立像 |
| 員数 | 1躯 |
| 時代 | 鎌倉中期 |
| 指定日 | 1954年12月3日 |
| 地区 | 松永 |
| 法量 | 像高110㎝ |
| 一般公開 | 非公開 |