もくぞう だいにちにょらいざぞう
木造大日如来坐像
大日如来坐像は、本堂右側の大日堂に安置されています。本像は高さ251.5㎝の大作で、12世紀初頭の作です。大日如来は、密教において最高至上の存在とされる両界曼茶羅の主尊で、そのかたちは金剛界は智拳印(胸前において左拳の人差し指を右掌をもって握る)、胎蔵界は法界定印(本像のように結跏趺坐の膝上に左掌を仰けておき、その上に右掌を重ね二大指の先を合せる)を結ぶ二種に分かれます。大日如来の姿は如来であるのに髻を結い釧などの飾りをつけ、天衣をまとう菩薩像につくられます。本像は、頭の鉢を張って、顎を小さくつくり、体部も両肩を張り、銅を引き締めて逆三角形にまとめ、しかも両肘と膝の張りが充分で、全体に安定感のよい造型を示しており、特に面相の伏目の両眼、細い両腕、彫りの浅い衣文の掘り口などに平安末の特色があります。北陸地方では数少ない大日如来像の優品といえます。江戸末期に全身の金箔をあらため、蓮華を除く台座の大部分、光背などを後補しています。 管理者:円照寺
基本情報
| 種別 | 彫刻 |
|---|---|
| 指定区分 | 国 |
| 文化財名 | 木造大日如来坐像 |
| 員数 | 1躯 |
| 時代 | 平安後期 |
| 指定日 | 1901年8月2日 |
| 地区 | 今富 |
| 法量 | 像高251.5㎝ |
| 所在地 | 小浜市尾崎22-15 |
| 一般公開 | 公開中 |