もくぞう あみだにょらいざぞう
木造阿弥陀如来坐像
当寺の創建については諸説あり、はっきりとはわかっていません。『若狭守護代記』には、応永9年(1402)に当寺の名が見え、さらに同14年(1407)には足利将軍義満が滞在した記録が残っています。また、境内墓地には武田信親の供養塔が現存し、その法号「栖雲寺殿」からみると、『若狭郡県志』にある文明15年(1483)の創建説は疑問があるものの、両者に関わりがあったことはうかがえます。 本堂の壇上左側に安置されている木造阿弥陀如来坐像は、小柄な仏像で、その安置の経緯は不明です。像高36.9㎝、寄木造で、首は割矧ぎの構造、彫眼に金泥彩色が施されています。像内の内刳り部分一面には、僧俗多数の人名とともに「永万元年次方乙酉七月廿六日改造立願主并結縁衆□□」の紀年銘が記され、さらに膝裏には「願以此功徳普及於一切我等与衆生皆共成仏道」という願文が墨書されています。 これらの銘文は造像当時の筆と認められ、永万元年(1165)に造られたことが明らかとなりました。像は優美で整った姿を持ち、平安時代末期の都で造られたものと考えられます。 管理者:栖雲寺
基本情報
| 種別 | 彫刻 |
|---|---|
| 指定区分 | 県 |
| 文化財名 | 木造阿弥陀如来坐像 |
| 員数 | 1躯 |
| 時代 | 平安後期(1165年) |
| 指定日 | 1992年5月1日 |
| 地区 | 小浜 |
| 法量 | 像高36.8cm |
| 一般公開 | 非公開 |