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こわかさぬり

古若狭塗          

江戸中期、妙楽寺には古い若狭塗5点が什物として伝わっています。それぞれには寄進者や制作年代などが銘記されております。 『稚狭考』には「若狭塗とは、もとは海底を図して塗り研いだもので、松浦三十郎がこれをもとに菊塵塗を始め、これが若狭塗の鼻祖である。海底塗は津軽の産で、津軽塗と呼ばれる……」と記され、その起源の一説が紹介されています。また、同書の「元文三年(1738)正月十五日に御札相勤人数」の中に塗師三十郎の名があり、代々「三十郎」を名乗っていたことがわかります。 これら什物のうち、文箱と筆柄の塗手法は同一であり、『稚狭考』に記載のある塗師三十郎の作と考えられます。妙楽寺所蔵の若狭塗什物は、江戸時代に制作され、その一部は制作者が特定できる貴重な逸品です。 妙楽寺所蔵の若狭塗什物 文箱:若州岩屋山妙楽寺縁起篋 万治四辛丑季六月吉祥日 院主阿闍梨栄玄(花押) 硯箱:若州岩屋山妙楽寺院主阿闍梨栄玄(花押) 万治四辛丑年六月吉祥日 筆柄:弘法大師御宝前 延宝四丙辰年 奉寄附 自作三大筆 同塗 塗師三十郎二代 施主若州小浜富沢町住市太夫義辰 五月吉祥日 妙楽寺院主栄玄書之 宝永元甲申歳 棟札箱:奉寄進弘法大師五筆棟札箱 為現世安穏後世浄土也 九月吉祥日 若州遠敷郡岩屋山妙楽寺法印覚雄代 施主小浜富沢町茶屋源右衛門周富欽言 宝永二乙酉歳 護板木箱:弘法大師御作一寸八分護板木之箱 宝永二乙酉歳 寄進施主若州小浜富沢町 遠敷郡岩屋山妙楽寺什物 茶屋伝右衛門尉周賀 現住法印覚雄代 管理者:妙楽寺

種別 工芸品
指定区分
文化財名 古若狭塗          
員数 5点
時代 江戸中期
指定日 2000年3月21日
地区 今富
法量
一般公開 非公開
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