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けんぽんちゃくしょく ふどうみょうおうさんどうじぞう

絹本著色不動明王三童子像

不動明王の中でも珍しい三童子を伴う画像です。この図像は平安末期に現れますが、本図のように主尊に恭順する童子を生気にあふれ、のびのびと描き出す例は古様と考えられます。 不動は青身で、凄まじい忿怒の形相で睨みつけ、赤々と燃え盛る火炎を背に海中の岩礁上に立っています。現状では絵具が長年月のうちに黒変してはっきりしませんが、赤外線写真によれば的確な筆致が捉えられ、本不動が円心様不動の系統に属することがわかります。中でも本図のように不動の脇の岩上に別の倶哩迦羅竜王剣が描かれる画像は、あまり類例がなく、さらに不動の背後高く水波を描き込む様式は、本図が天文系図像であることをうかがわせ、古法に基づきながらも新しい創意を盛り込んでいることが知られます。これは同寺がかつて極楽寺と称し、天文系であったといわれることからも頷けるところです。 彩色は切金を一切使わず、金銀泥や絵具主体で仕上げられており、不動の蛮絵文様や童子の袴の市松文様などに銀泥が多用されていることも注目されます。このような特徴から、本図は平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての過渡期の制作と考えられます。 管理者:萬徳寺

種別 絵画
指定区分
文化財名 絹本著色不動明王三童子像
員数 1幅
時代 平安末期
指定日 1985年6月6日
地区 遠敷
法量 縦115.0㎝ 横61.9㎝
一般公開 非公開
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