けんぽんちゃくしょく あみださんそんらいごうず
絹本著色阿弥陀三尊来迎図
阿弥陀三尊来迎図は、極楽浄土の教主阿弥陀如来が、観音菩薩と勢至菩薩を伴って、雲に乗って衆生を迎えに来る様子を表した絵画で、正面向きと斜め向き、そして立像系と坐像系の来迎図に大別されます。本図は小ぶりな来迎図で、三尊の立像が画面左上から右下に向けて、前屈み気味に来迎する様子を描いており、中世後期の作例としては通形の図様と言えます。本図は画面全体に薫染が進み、鮮明さに欠けるものの、補彩や補絹などは見当たりません。諸尊は金を多用しますが、その質はあまり高くなく、画面に占める尊像の割合も小さくなっています。また諸尊の撫で肩の体躯、稚拙な表情などは室町仏画の特徴と言えます。上記した作風や絹地から、室町時代後期、16世紀の制作と判断されます。来迎図としてはさほど古い遺品とは言えませんが、小浜市内では意外と来迎図の遺品に乏しく、誓願寺に鎌倉期、浄土寺、萬徳寺に室町期の遺品が残る程度です。天台浄土教と戒律を重視した天台真盛宗ならではの遺品で、市内の数少ない来迎図の作例として貴重です。 管理者:極楽寺
基本情報
| 種別 | 絵画 |
|---|---|
| 指定区分 | 市 |
| 文化財名 | 絹本著色阿弥陀三尊来迎図 |
| 員数 | 1幅 |
| 時代 | 室町後期 |
| 指定日 | 2007年4月16日 |
| 地区 | 小浜 |
| 法量 | |
| 一般公開 | 非公開 |