どうぞう ぼさつはんかぞう
銅造如意輪観音半跏像
正法寺の観音像は、元暦元年(1184)、佐渡島巡検使船に忽然と現われてその使命を果たさせた老翁が、帰還着岸の間ぎわ、小浜港坂尻浦にて、自らを信ずることの篤く久しかったことを謝して入水しました。ところがその後、夜々海中に金色の光がさすので、その浦の長・大橋五郎左衛門なる者が海中に入り、光り輝く仏像を脇に挟んで拾い上げ、堂を上山に建てて奉安しました。そして浦の名を仏谷と改め、長の名を脇左衛門と称するようになったと伝えられています。 像高58.7センチメートル、坐高33センチメートルの小像で、重量は36.4キログラムです。市内にある正林庵の如意輪観音半跏像とそのポーズが同様で、三面頭飾のある冠をいただき、半跏思惟の姿を示しています。一見すると上代の金銅仏に見えますが、その相好はすこぶる理知的で、上代のほとけのほのぼのとした表情にくらべると、より鋭く写実的です。また、丸型の台座にかかる裳の衣文などもリアルに表現されています。指先などの巧みな造形も、おのずから上代のそれとは異なって見えます。
基本情報
| 種別 | 彫刻 |
|---|---|
| 指定区分 | 県 |
| 文化財名 | 銅造如意輪観音半跏像 |
| 員数 | 1躯 |
| 時代 | 鎌倉後期 |
| 指定日 | 1977年6月17日 |
| 地区 | 小浜 |
| 法量 | 像高58.7cm |
| 一般公開 | 非公開 |