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お盆の精霊船送り

市内では8月15日に送り盆の風習が残り、海辺や川辺で盆にお迎えした先祖の精霊を送る行事があります。その中でも甲ヶ崎・田烏・西小川では、古くから精霊船を作って沖に流す行事が残っています。 甲ヶ崎の例をとると、船の大きさはいずれも長さ2間半(約5m)、幅1間(約2m)を測ります。竹により骨組みを作り、中心にカヤを用いた麦藁により船の大部分を製作します。船主部分は麦藁を大きく上方に曲げ、五色の小さな旗で飾り付け、船尾の艫部分には梶、線香立てを設けます。掛飾りには、代表者の家で飾り棚飾りに用いられたささげ(枝豆・里芋の茎・掛素麺・ほおづき・ささげ豆・稲・雑穀等)を使います。 各船の五色旗や帆は各寺院の住職により書かれたもので、円明寺船の帆には法華題目を中心に四隅に四天王を配し、天台宗や神道と繋がりの深い法華守護神をちりばめています。瑞月寺船の帆には、中央に釈迦如来、左右に観音菩薩・地蔵菩薩を配し、瑞月丸と命名されています。各船とも古くは各家の盆飾りを積みこんでいましたが、現在は環境問題等を考慮して積みこんでいません。円明寺船には13日に各戸に与えられる水塔婆を、15日午前中に寺院で行われる施餓鬼法要を経て積み込んでおり、盂蘭盆会の水向塔婆の風習を残しています。また、各船とも初盆の人がある場合は木塔婆を積み込みます。 当日は、子供が各戸を廻りお供えものを受け取ります。受け取り後、精霊船を置く集会所に集まりお供え物を子供たちで分け合い一旦解散します。午後4時ごろ再び集まり海に向けて出発します。子供たちが掲げる五色旗を先頭に、青壮年が担ぐ精霊船が続き、道中は「おっしゃいのう おっしゃいのう ながれ ながれ おっしゃいのう」の掛け声で練ります。海岸に着くと各船とも帆を上げ、五色旗を掲げて進水させ、漁船引きにより湾内を一周させ湾外西方へと引いていきます。航行中は海岸で円明寺住職と檀家によって法華題目が唱え続けられます。こうして一連の行事が終了します。 市内の海辺では数多く行われていましたが、廃絶したところも多くあります。 管理者:甲ヶ崎・田烏・西小川

種別 無形民俗文化財
指定区分
文化財名 お盆の精霊船送り
員数
時代
指定日 2012年2月22日
地区 内外海
法量
一般公開 非公開
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