もくぞうかんのんぼさつりゅうぞう
木造観音菩薩立像
松福寺は天文元年(1532)、不睡法師によって創建されたと伝えられる寺院です。本堂の左側に連なる観音堂には、秘仏として伝えられてきた聖観音菩薩立像が安置されています。 この像は像高99.6㎝で、桧材による一木造、彫眼を用いた作例です。頭部から体幹部、左手を一木から彫り出し、左手首や右肩以下、天衣の遊離部分、両足先は別材を矧ぎ寄せています。内刳りは施されていません。雲煙を彫り出した光背や蓮華座、金銅透かし彫りの宝冠・瓔珞などは、近世の補作とみられます。 顔立ちは卵形で円満、細い彫眼をもち、やや細身の体躯に軽く腰を左にひねり、右膝をゆるめて立っています。膝元の造形や裾の広がりは厚みがあり、衣褶の彫りと相まって素朴で温雅な趣を感じさせます。平安後期の一木彫成の古式を踏襲した、地方作とされています。 管理者:松福寺
基本情報
| 種別 | 彫刻 |
|---|---|
| 指定区分 | 市 |
| 文化財名 | 木造観音菩薩立像 |
| 員数 | 1躯 |
| 時代 | 平安中期 |
| 指定日 | 1973年2月24日 |
| 地区 | 西津 |
| 法量 | 像高99.6㎝ |
| 一般公開 | 非公開 |