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もくぞう せんじゅかんのんりゅうぞう

木造千手観音立像

羽賀寺本堂内陣正面の須弥壇に十一面観音立像を中心に、左に安置されるのが千手観音菩薩立像です。本像は、桧材の寄木造りで、材の割目を防ぐために内刳りが施してあるので、像の重さは30㎏に過ぎません。像高135.4㎝、色彩を施さぬ素地の彫刻であったかと思われます。当寺本尊の十一面観音像に比べて、大変温雅な相好です。わずかに微笑をうかべるかにみえる目鼻だち、まるく小締りの面部のモデリング、あまり起伏のない体部のアウトライン、左右対称の裳の衣文、その浅い彫り口、どれも平安末の菩薩像の典型的な特色であり、加えて台座もほぼ当初のものを残しています。ただその蓮弁が、かたちは平安末の通常のものなのに、葺き方が各弁の間を間遠に葺く吹寄せでなく、重なりあって魚の鱗状に葺かれているのは、平安末から鎌倉様式への移行の時期に造られたものであることを示しています。本像はその胎内に記される墨書銘によって、長寛3年(1165)千常にあった松林寺の本尊として造像されたことが判明し、また胎内納入の木札の墨銘から万治3年(1660)の修復と、その両脇侍であった不動明王(明通寺)、毘沙門天(羽賀寺)、画像の来歴が明らかとなりました。なお、松林寺は明治初年に退転し、三尊は羽賀寺に移されました。 管理者:羽賀寺

種別 彫刻
指定区分
文化財名 木造千手観音立像
員数 1躯
時代 平安後期
指定日 1941年11月6日
地区 国富
法量 像高135.4㎝
所在地 小浜市羽賀82-2
一般公開 公開中
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