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木造薬師如来坐像

寺伝では、平安初頭、勅命をたまわって北陸巡行の途にあった坂上田村麻呂将軍が、霊夢の導きによって老翁の命ずるままに、棡の老樹から掘り出した霊像が、すなわち当寺本尊薬師如来と、その両側に侍立する降三世明王、深沙大将の三尊であると伝えられています。しかしその後、三度に及ぶ火災によってすべてを焼失し、現存する本尊薬師如来もまた、その後の造像にかかわるものです。薬師如来坐像は像高144.5㎝で、厨子いっぱいの堂々たる姿を見せています。頭上には粒の大きい螺髪を刻出し、両眼の見開きも強く、相好は男性的で、王朝風の温雅な仏像とは趣を異にしています。衲衣の衣文も太めの強い衣褶を刻み、この像高にふさわしい大容をあらわしています。制作は平安時代末から鎌倉時代初頭にかけての一種過渡的な作風の一例と考えられます。 管理者:明通寺

種別 彫刻
指定区分
文化財名 木造薬師如来坐像
員数 1躯
時代 平安後期
指定日 1941年11月6日
地区 松永
法量 像高144.5㎝
所在地 小浜市門前5-22
一般公開 公開中
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