祈りのまち 若狭おばま 八ヶ寺巡りに出かけよう
更新日:2024/07/19
祈りのまち若狭おばま。八ヶ寺巡りに出かけよう。
山裾にひっそりと佇む小浜のお寺。
小浜市内に現存する寺社仏閣の中でも、国宝や国・市の重要文化財などに指定されている古刹を中心に八つのお寺をご紹介いたします。
目次
小浜の寺院の歴史
古代、若狭国(わかさのくに)に位置する小浜は、奈良や京都の都の食文化を支える「御食国(みけつくに)」として、また、海を渡って往来する人と物資の大陸との玄関口として、それぞれの重要な役割を持つ拠点として存在していました。
小浜にも多くの寺院が建立され、現在も国宝や重要文化財を中心とした古刹や仏像が現存しています。
大きな戦に遭うことなく、地域の人々によく守られた祈りの場は、長い歴史によって培われた時間を優しく伝えてくれます。
小浜を代表する八ヶ所のお寺
小浜市内に現存する寺社仏閣の中でも、国宝や国・市の重要文化財などに指定される古刹を中心に八つのお寺。
明通寺 / 神宮寺 / 萬徳寺 / 多田寺
妙楽寺 / 羽賀寺 / 圓照寺 / 国分寺
こちらの八ヶ所のお寺は「八ヶ寺」と呼ばれています。
山裾にひっそりと佇む本堂や、時代によって異なる表情を作り出している仏像。
驚くほど近くで出会えます。
じっくりと目で触れるように味わってください。
明通寺(みょうつうじ)
明通寺は、征夷大将軍・坂上田村麻呂が「平和」を祈って建立したお寺です。本堂と三重塔は、福井県唯一の国宝建造物です。
御本尊の薬師さまの両脇に、巨大な降三世明王さまと深沙大将さまが威厳たっぷりに立っています。
宗派:真言宗御室派
神宮寺(じんぐうじ)
こちらには神様も仏様もいらっしゃいます。
毎年3月2日に行われる奈良・東大寺の二月堂への「お水送り」は、この神宮寺の神事です。
若狭では、お水送りが行われると、春が訪れると言われています。
宗派:天台宗
( 2月15日〜3月5日はお水送りの準備のため拝観不可)
多田寺(ただじ)
天皇の眼病を治し、多くの人の病を治した勝行上人が開いたお寺です。
勝行上人が大出世されたので多田寺の薬師さまは「出世薬師」とも言われています。
鐘をつく際は、右手を上に、左手を下に感じの「入」の形に紐をつくと、福が舞い込むそうですよ。
宗派:高野山真言宗
羽賀寺(はがじ)
「鳳凰の羽が賀(よろこ)ぶ」羽賀寺。
羽賀寺の木造十一面観音菩薩立像は、女帝元正天皇の御影と言われていますので、女性がモデルのほとけさまです。
小浜のべっぴんさんとして有名です。
宗派:高野山真言宗
妙楽寺(みょうらくじ)
霊峰・多田ヶ岳のふもとにあり、桜並木の参道から山門をくぐると、静寂に包まれた境内が迎えてくれます。
こちらの千手観音菩薩さまは、本面の他に、両側に大きめの脇面をもち、頭上面を合わせると二十四面の千手像で、とっても珍しいお姿だそうです。
宗派:高野山真言宗
圓照寺(えんしょうじ)
北陸地方では数少ない大日如来の優品と言われています。
このお寺の池には、モリアオガエルが住んでいます。毎年梅雨時期になると、池のほとりや木の枝に産卵します。
宗派:臨済宗南禅寺派
萬徳寺(まんとくじ)
秋の山もみじの朱が、枯山水の庭園に見事に映え、訪れる人たちの目をなごませてくれます。
春はツツジが見もので、四季を通じて自然があふれています。
御本尊の阿弥陀如来さまは、優しいお顔をしています。
宗派:高野山真言宗
国分寺(こくぶんじ)
若狭国分寺は、奈良時代に聖武天皇の勅願で全国に建立された国分寺のひとつです。
こちらの薬師さまは、元は尼寺庵の本尊だったそうです。女性の祈りを聞いてこられたので、聞き上手そうな優しいお顔をしています。
宗派:真言宗御室派
八ヶ寺を巡る「八印集め・印譜(いんぷ)」
八ヶ寺巡りのお供にぴったりの印譜がございます。
この印譜は八カ寺の印影を納めます。
印譜を片手に、美しい山懐の古寺を巡り、安らかな御仏の心につながる「八心」をはぐくんでください。
八印成就された方には、記念品として八心の教えが描かれた栞セットが進呈されます。
若狭国古寺巡礼の旅の思い出を栞で心静かにはさんでみてはいかがでしょうか。
[印譜の料金]
1冊 300円
[印譜の購入場所]
若狭おばま観光案内所
明通寺 / 神宮寺 / 萬徳寺 / 多田寺
妙楽寺 / 羽賀寺 / 圓照寺 / 国分寺
YOUTUBE「みほとけちゃんねる」で紹介されました!
浅井企画所属の「仏像大好きピン芸人みほとけ」さんが、座禅をしたり、お寺に行ったり、お坊さんに話を聞きに行ったりする
仏像好き・お寺好きにはたまらないYOUTUBEの「みほとけちゃんねる」。
なんと!こちらの「みほとけちゃんねる」でみほとけさんが、小浜の八ヶ寺巡りをご紹介してくれました!
みほとけさんが、小浜の仏像に感動・興奮し、小浜愛が炸裂している動画、ぜひご覧ください!
なむ〜。