いよざねおけがわにまいどうぐそく
伊予札桶側菱綴二枚胴具足
この具足は、酒井忠勝が父忠利と共に徳川家康に従い、関ヶ原合戦に臨み、14才で初陣を飾った時に着用したと伝えられるものです。具足櫃には「鳳」の墨書があります。兜は薄い鋼を矧ぎ合わせた16間覆輪筋兜で、5段しころを備える軽く丈夫な作りに、金箔を押した獅嚙と黒塗り金縁の鍬形を取り付け、黒塗の面頬を付属しています。 胴は伊予札切付鉄板を延縫として革で覆い、桶側に矧いで菱綴りを行い黒漆で固める頑丈な構造で、左脇で前後を蝶番でつなぎ、黒糸威の草摺と当世袖を付けています。黒一色に統一された実戦用の鎧であり、華やかな意匠や装飾はなく、軽量で堅牢を旨とし、極めて活動しやすい構造に仕上げられています。 初陣時の着用鎧として保存状態が良く、忠勝着用の具足はこの一領しか現存しておりません。なお、この具足は藩祖忠勝御召物として父忠利具足と共に小浜城本丸に納められ、藩武具方によって厳重に管理されてきたとされています。
基本情報
| 種別 | 工芸品 |
|---|---|
| 指定区分 | 市 |
| 文化財名 | 伊予札桶側菱綴二枚胴具足 |
| 員数 | 1領 |
| 時代 | 江戸初期 |
| 指定日 | 1992年2月26日 |
| 地区 | 雲浜 |
| 法量 | |
| 一般公開 | 非公開 |